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» 2005年10月25日 09時53分 UPDATE

「Google Office」は噂で終わる?

GoogleとSunがホスティング型オフィススイートを提供するという憶測は、内部関係者によれば、実現の可能性は低そうだ。

[Peter Galli,eWEEK]
eWEEK

 GoogleとSun Microsystemsの提携に詳しい筋が、ホスティング型デスクトッププロダクティビティ製品やOSをめぐって盛り上がっている憶測は的外れだと指摘した。

 OpenOffice.orgスイートを推進し、強化するという両社の取り組みを知る内部関係者は、両社がOpenOffice.orgとGoogle Toolbarを推進する方法を見出す可能性の方がはるかに高いと話す。その中には、OpenOffice.org、StarOffice、さらにはOpenSolarisやSunブランドのSolaris製品にGoogle Toolbarを組み込むことが含まれる。

 Google Toolbarは、Webブラウザに統合される検索・Webサーフィンユーティリティ。

 「ホスティング型デスクトッププロダクティビティ製品は、過去に試みられたがあまり受け入れられなかった。ネットワーク帯域と速度が足りないという問題にも悩まされた」と情報筋は語る。「現在はMicrosoft Office、Microsoft Works、CorelのWordPerfect Office、SunのStarOffice、フリーのOpenOffice.orgとユーザーの選択肢がたくさんある。ホスティング型スイートにはどんなメリットがあると言うのか」

 独ウルム大学通信情報センターのインフラ部門責任者で、Sunの顧客でもあるトーマス・ナウ氏も同意見だ。

 同氏は、SunとGoogleの協力を歓迎しつつも、「本当に機能するWebベースのデスクトップはまだ見たことがない。ニッチ製品以上のものがすぐに出てくるかどうかも疑わしい」と語る。同氏はほかの多くの人と同様、そのような製品の利用は考えたことすらないという。

 今月発表した提携の下で、GoogleはOpenOffice.orgやJRE(Java Runtime Environment)などのSunの技術の推進・強化を約束した。Sunの方は、JREのコンシューマー向けダウンロードにGoogle Toolbarをオプションとして含める。

 しかし両社の発表が詳細を欠いたこと、GoogleがデスクトッププロダクティビティスイートとOSを前面に押し出すと各方面で予測されていたことから、噂に火がついた。

 Sunのソフト担当上級副社長ジョン・ロイアコノ氏によると、Googleと協議している将来実施するかもしれないプロジェクトには、両社がそれぞれ自社の顧客にもう一方の技術を紹介する協定のほか、OpenOffice.orgへの取り組みも含まれる。「これは複数の段階のアプローチの第1段階にすぎない」と同氏はeWEEKに語った。

 SunのSolarisやOpenSolarisに関する2社の協力の可能性について尋ねたところ、ロイアコノ氏は、Sunは既存技術および計画中の技術をGoogleの技術者にすべて開示し、彼らが役に立つものやGoogleが協力できそうなものを見極められるようにしたと答えた。

 Googleのエリック・シュミットCEOは、同社の技術者はオープンソースコミュニティーとオープンソースプロジェクト――OpenSolarisもその1つだ――に貢献していると語るにとどめていた。

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