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Pentium Mのリマーク品、中国で出回る

» 2005年11月08日 16時21分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Intelのモバイルプロセッサ「Pentium M」のリマーク品が中国で出回っているが、この問題は広範なものではないとIntelは11月8日に語った。

 中国で登場したPentium Mのリマーク品は、エンジニアリングサンプルとしてコンピュータメーカーに配られたもので、エンドユーザーへの販売を想定したものではないとIntel北京オフィスの広報担当ジェニファー・リュー氏。リマーク品の数は比較的少なく、問題は広範なものではないと同氏は言う。

 リマークは、プロセッサのラベルを貼り替えて、もっと性能の高い、高額なプロセッサに見せかける行為。リマークの問題は以前からあるが、近年、半導体メーカーがリマーク対策を導入するようになってからは以前ほど見られなくなっている。

 中国でのリマーク品の登場に対し、Intelはハードメーカーに、提供したサンプルプロセッサは再販するためのものではないとくぎを刺す通達を送ったとリュー氏。

 同氏は、リマーク品を搭載したシステムを知らずに買ってしまうかもしれないと心配しているユーザーに対し、IntelのGenuine Intel Dealer(GID)プログラムのメンバーなど、信頼できるディーラーからコンピュータを購入するよう勧めている。GIDメンバーはIntelが発行した証明書で簡単に確認できると同氏は語り、これらの証明書は公認ショップに目立つように掲示されていると述べた。

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