日本広告主協会Web広告研究会が11月28日発表した「消費者メディア調査」によると、ブログやソーシャルネットワーキングサイト(SNS)の利用者・訪問者数が急速に伸びている。今年9月時点のブログ訪問者は前年同期比で約2倍の2014万人、SNSは同6倍の190万人に拡大した。
調査対象は、個人ユーザーを対象としたホームページサービスと掲示板、ブログ、SNS。これらサービスを「Consumer Generated Media」(CGM)と呼び、利用動向を調べた。調査はネットレイティングスのデータを元に行い、家庭からのアクセスを対象に昨年9月から3カ月ごとに計4回実施した。
CGMサイト全体では、利用・訪問者数は今年9月時点で2953万人となり、前年同期比で11%増。ユーザー1人当たりの閲覧数が増えたため、ページビュー数は30%以上の増加となった。Web利用時間シェアは昨年9月の10.85%から1年で13.33%に上昇した。
SNS利用者はまだ少ないが、1人当たりの訪問頻度は平均利用時間などは他サービスを圧倒。個人ホームページユーザーがブログにシフトする動きも見られ、「ブログやSNSという新たなコミュニケーション手段が登場したことにより、CGM全体の利用者数が拡大しているとともに、生活者のインターネットシェアが変わりつつある」と分析した。
掲示板「2ちゃんねる」訪問者は今年9月時点で990万人。掲示板サービス全体は1463万人だった。
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