米Googleは米America Online(AOL)株式の5%を10億ドルで取得する構えだ。Wall Street Journal紙が12月16日、オンライン版で報じた。その直前にはGoogleとAOLが広告関連の提携について独占交渉中だと報じている。
Wall Street Journalのサイトに掲載された速報記事は、「状況に詳しい人物」の話として報じられている。広告関連の提携交渉に関する記事にも同じ説明が付いていた。
AOLは過去数カ月にわたり、複数企業との間で提携の可能性について交渉を持ったと報じられていた。Yahoo!も一時その中に入っていたが、その後脱落し、最近ではAOLはGoogleおよびMicrosoftとの間で交渉を続けていた。
GoogleとAOLの間では1年間にわたる関係があり、AOLがGoogleネットワークの検索広告を掲載し、収益を両社で分配している。
また、AOLのWeb検索もGoogleの検索エンジンを利用している。
MicrosoftもAOLへのアプローチが伝えられており、これにはMSN部門の新しい広告ネットワークで提供する検索広告をAOLに利用してもらい、Googleの検索エンジンに代わってMSN検索を採用させる狙いがあった。Googleはもちろん、検索広告のネットワークパートナーおよび検索エンジンのライセンシーとしてAOLをつなぎ留めておきたい意向だ。
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