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Time WarnerのCEO「AOLを売るつもりはない」との報道

» 2005年12月07日 18時17分 公開
[IDG Japan]
IDG

 Time WarnerはAmerica Online(AOL)部門を売却することには関心がないという。ただ単に広告収入を増やすためのパートナーを探しているところだと、12月6日、Associated Pressは報じた。

 Time WarnerのCEO、リチャード・パーソンズ氏はロサンジェルスで開催されたプレスブリーフィングで「AOLを売却することに興味はない」と語ったと、Associated Pressは述べている。

 Time WarnerはAOLの収益モデルを、有償利用者からの収入から広告による収入へと変更しようとしている。

 6日、Wall Street JournalはTime WarnerがGoogle対抗のオンライン広告サービス構築でMicrosoftと提携間近と報道した

 匿名の情報筋によれば、両社は広告関連の資産を統合する提携に向けて動いていると、この記事では報じられている。

 しかしこの記事によれば、Time Warnerは逆にGoogleとの提携をさらに強固にする可能性もあるという。AOLは現在、インターネット検索機能としてGoogleをメインに据えているが、Microsoftとの提携が成立すれば、Googleを捨てるだろうと、この記事には書かれている。

 Time WarnerはMicrosoft、Google、Yahoo!とAOLとの提携について話し合いを行ってきたが、これまでに取引は成立していない。11月にはYahoo!が候補を降りている

 GoogleはAOLとの現在のパートナーシップの重要性を強調しており、両社からのチームがさまざまな活動を共同で行っていると述べている。GoogleはAOLのWebページから得られるトラフィックにより得られる収益を、AOLとの間でシェアしている。

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