富士写真フイルムは12月26日、インクジェットプリンタ向けインク染料メーカーの英Avecia Inkjetを買収し、100%子会社化すると発表した。買収額は150万ポンド(約308億円)。
富士写は銀塩フィルムなどで培った材料開発力を持ち、液晶用フィルムやDVD用色素などを開発してきた。Aveciaの製品や生産設備、販売ルートなどを活用。自社が持つ画像保存技術などを組み合わせ、インクジェットプリンタ向けインク分野で事業を拡大する。
AveciaはAstraZenecaの事業部が前身で、インク染料、顔料などの開発製造から販売を展開している。2005年12月期の売上高見込みは約143億円。
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