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NECの第3四半期はPCが好調

» 2006年01月26日 18時22分 公開
[ITmedia]

 NECが1月26日発表した2005年4〜12月期連結決算(米国会計基準)は、営業利益が前年同期比60.1%減の319億4800万円になった。10〜12月期はPCなどが好調で増収だったものの、販管費増やエレクトロンデバイスの赤字化などが影響した。

 売上高は3兆3777億7200万円(前期比1.2%減)、、税引き前利益は524億5200万円(同47.2%減)、純利益は372億500万円(同42.4%減)。

 10〜12月期、ITソリューション事業ではPCが大幅に伸び、パーソナルソリューション分野の売上高は前年同期比16%増の2071億円となり、同事業全体の売上高も前年同期比4%増の5123億円と増収。ただ価格下落やPC事業の円安の影響などから営業益は92億円減の168億円にとどまった。

 ネットワークソリューション事業では、海外市場で携帯端末価格が下落するなどして減収だったが、モバイルインフラの売り上げが増加し、営業増益となった。NECエレクトロニクスが赤字化したエレクトロンデバイス事業は営業赤字だった。

 業績予想は変更せず、売上高は4兆9300億円、営業利益は1000億円、税引き前利益は900億円、純利益は600億円。

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