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2年弱で様変わりしたmixiNews Weekly Access Top10(2006年1月29日−2月4日)

» 2006年02月06日 17時00分 公開
[岡田有花,ITmedia]

 先週は2週間ぶりに、ライブドアの証券取引法違反関連のニュースがアクセストップテンから姿を消した。ライブドアからは、ブログポータル新機能に関するニュースが届くなどし、事件以前の落ち着きを徐々に取り戻しつつあるようだ。

 先週トップアクセスは、P2Pファイル交換ソフト「Winny」開発者・金子勇氏が自ら語った“次世代のWinny”に関する記事。金子氏が逮捕され、Winny開発から手を引いて1年半以上経つが、それでもWinnyネットワークは生き続けている。中央サーバを持たないP2Pの“生命力”の強さを見せつけられる思いだ。

 3位は、国内最大のSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)として成長を続ける「mixi」に関する記事。最近になっても「mixiはあまり儲かっていないのでは」など一部でささやかれていたが、実際はかなり儲かっているようだ。売上高などは非公開だが、指数関数的に伸びているユーザー数と比例して売り上げも伸びているというから、かなりの急成長と見ていいだろう。

 正直言って記者は、初めてmixiを取材した時はここまで成長すると思わず、「儲からないけど続ける」というイー・マーキュリー(当時。2月1日にミクシィに社名変更)の笠原健治社長の言葉を不思議に思って聞いていた。その記事を掲載した直後、「このままではmixiがなくなってしまうのでは」と心配したユーザーが、mixiのビジネスモデルを考えるイベントを主催したこともあった。

 あれから2年弱。mixiはビジネスとして成長し、ユーザー数は劇的に増えた。数百万人規模の日本語SNSという未知の領域をミクシィがどう切り開いていくか、今年も注目していきたい。

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