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ソフトバンク株価が上昇、ドコモとKDDIは下落

» 2006年03月06日 17時19分 公開
[ITmedia]

 3月6日の東京株式市場では、ボーダフォン買収協議を確認したソフトバンクが反発した一方、携帯電話市場の競争激化が懸念され、NTTドコモとKDDIは下落した。

 ソフトバンク終値は前週末比120円高の3430円。前場の寄り付き直後には同210円高となる3520円を付けるなど、日経平均株価を押し上げる要因になった。巨額のファイナンスによる財務体質の悪化懸念もあるが、NTT、KDDIを追撃する通信グループへと成長する期待感が上回った格好だ。

 ボーダフォン端末を専門に販売するベルパーク(JASDAQ)が値幅制限の上限(ストップ高)となる同2万円高の12万4000円に、ボーダフォン端末販売割合が多いエスケーアイ(同)が同2万円高の16万5000円に急騰するなど、一部では思惑的な買いも誘った。

 日経平均、TOPIXとも反発した中、NTTドコモは同2000円安の16万9000円、KDDIは同8000円安の58万円に。ソフトバンクの本格参入や番号ポータビリティなど、競争悪化による収益性の低下が懸念されたようだ。

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