米Googleは、3Dデザインソフト「SketchUp」のメーカー、@Last Softwareを買収した。Googleの公式ブログとSketchUpのサイトで3月14日に発表された。買収金額は公表していない。
SketchUpは3D空間に紙と鉛筆で作図する感覚で作成、表示、編集できるソフト。@Last創業者のブラッド・シェル氏は、Google EarthのSketchUp向けプラグインを開発している間にGoogle関係者と知り合い、「一緒に一波乱起こせるかもしれないとの思いを強めた」と説明している。
Googleでは新次元のビジネスを求めており、3Dでデザイン/コミュニケートできる機能に対するユーザーのニーズが浮上しつつあると判断。@LastではGoogleのリソースによって現行ユーザー向けのサービス強化を図り、SketchUpのユーザー層拡大を目指す。
SketchUpは今後も495ドルで販売する予定で、今のところ無料化する計画はないという。現在のGoogle製品とサービスにどう組み込むかについての計画は未発表だが、「Google Earthのあの灰色のボックスにはもううんざりだとは言える」と@Last。
@Lastの本社は今後も米コロラド州ボールダーに置き、SketchUpの新バージョン開発も続ける計画だという。
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