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シマンテックがAntinny駆除ツールを無償提供、亜種など56種類を検出

» 2006年03月24日 17時17分 公開
[ITmedia]

 シマンテックは3月24日、P2P型ファイル共有ソフト「Winny」のネットワークを介して情報流出を引き起こすウイルス「Antinny」およびその亜種を検出、駆除するツールの配布を開始した。

 同社はこれに先立つ3月22日に、Winnyプログラムの有無をチェックする「Winny検索ツール」の無償提供を開始している。これに対し、新たに公開された「Antinny駆除ツール」では、Winnyネットワーク上に情報を流出させるAntinnyとその亜種のほか、ハードディスク全体を公開させてしまう「Exponny」や「Sientok」といったウイルス、全56種類の検出、駆除が可能だ。シマンテックでは両ツールの併用を推奨している。

 このツールを実行すると、ディスク上に存在するAntinnyをはじめとするウイルスを検出するほか、関連プロセスの終了と本体/関連ファイルの削除が行われる。変更/追加されたレジストリの復元も行うという。

 また、企業ネットワーク管理者による実行を支援するため、サイレントモードの指定やログファイルの出力といったオプションも用意されている。

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