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Mac OS X標的の攻撃が急増

» 2006年05月06日 06時50分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のMcAfeeは、Mac OS Xを標的としたマルウェア攻撃が増加しているとの報告書を発表した。

 Macプラットフォームで見つかった脆弱性は、2003年の45件から2005年には143件へと、3年間で3倍以上に増えた。これに対してMicrosoft製品の脆弱性増加率は73%だった。

 最近のパッチで示されている通り、Mac OSはほかのOSと同様にマルウェア攻撃の標的となる可能性があると報告書は指摘。Appleがコンシューマー製品で成功し、その結果人気が高まれば、セキュリティ研究者とハッカーも標的としてのMac OSやiTunes、iPodといったApple製品に興味を持つと予想している。

 「AppleのOSを利用していること自体が一種のセキュリティだと考えている向きも多いが、採用急増に伴いAppleのOSを標的とした攻撃が増える中、ユーザーはセキュリティにもっと注意を払う必要がある」とMcAfeeは警鐘を鳴らしている。

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