Apple Computerが、同社を提訴したCreative Technologyに法的な反撃を仕掛けたとBloombergが5月19日に報じた。
Bloombergの報道によると、Appleは、Creativeの携帯デジタルプレーヤーが同社の特許4件を侵害しているとしてウィスコンシンの連邦地裁に訴えを起こした。この訴訟は、CreativeがAppleを特許侵害で提訴したのと同じ5月15日に起こされたという。
同紙はCreative広報担当者の発言として、Creativeは友好的解決策を模索するためにAppleと話し合っていたが、今回の訴訟の根拠となっている特許のことは知らされなかったと伝えている。
Creativeは、AppleのiPodがZenのユーザーインタフェースに関する特許を侵害しているとしてサンフランシスコの連邦地裁で訴訟を起こしている。また米国際貿易委員会(ITC)に、中国で製造されているiPodの米国への輸入を禁止するよう求めている(5月16日の記事参照)。
Creativeは昨年8月にこの「Zen特許」を取得した(8月30日の記事参照)。同社はこのとき、この特許がカバーする技術は、AppleのiPodやiPod miniなどの競合製品の一部でも使われていると述べていた。
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