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ゲームサーバからHDD30台紛失、最大6万4200人分の情報流出の恐れ

» 2006年05月29日 18時26分 公開
[ITmedia]

 アエリア(大証ヘラクレス上場)は5月29日、オンラインゲーム運営子会社のゲームポット(札証アンビシャス上場)がアエリアに管理委託していたサーバからHDD30台が紛失し、最大で6万4207人分の個人情報が流出した可能性がある、と発表した。盗難の痕跡があるという。

 同社によると、紛失したHDDに残っている可能性がある個人情報は、「君主」のユーザーID・パスワード・性別・年齢3万7692人分・メールアドレス1万4342人分と、「スカッとゴルフ パンヤ」の名前や住所など1878人分、「プチコミ」のメールアドレス1万295人分。

 クレジットカード番号などの決済情報は他社へ委託しているため、情報は紛失していないという。

 HDDはアエリアのデータセンター内のサーバのもの。調べたところ、盗難の痕跡が見られるとして警察に届け出た。HDDが第三者に渡って情報が復元された場合、ユーザーIDとパスワードを悪用して不正行為が行われる恐れがあるとして、ゲームポットは同日午前10時45分にサービスを停止。該当ユーザーのパスワードを変更する措置をとっているという。サービスは緊急措置が終了し次第再開する予定。

 両社は「多大なご迷惑をおかけすることになりましたことを深くお詫び申し上げます」と謝罪した。事態の詳細説明と今後の対応については確定次第、公表するとしている。

 この日、アエリアの株価は前週末比で値幅制限の下限(ストップ安)となる5万円安の38万4000円、ゲームポットは同3万6000円安の25万4000円と急落した。

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