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松下、精度高めた「街角見守りセンサーシステム」

» 2006年06月01日 20時15分 公開
[ITmedia]

 松下電器産業は6月1日、センサーネットワークと電子タグを組み合わせて児童の登下校を見守る「街角見守りセンサーシステム」について、精度を高めるなどした新システムを開発したと発表した。

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 電子タグリーダーとネットワークカメラなどで構成されるセンサーネットワークを通学路などに設置し、児童のランドセルに取り付けたIDタグを検知して通過時刻や画像を保護者などに送信するシステム。大阪市内で実施した実証実験を経て改良を施した。

 新システムでは、5GHz帯の無線ネットワーク技術を採用した。従来は2.4GHz無線LANなどを使用するため、屋外画像伝送時にノイズの影響などが多かった。改良で精度が高まり、暗号化通信技術やセンサー間の時刻同期も可能になった。

 6月7日〜9日に開かれる「Interop Tokyo 2006」(幕張メッセ)の同社ブースに出展する。

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