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機内ブロードバンド向け周波数帯の落札社が決定

» 2006年06月03日 08時43分 公開
[ITmedia]

 全米を網羅する機内通信サービス用周波数帯の競争入札が6月2日終了し、AC BidCoと航空会社JetBlue Airwaysの子会社LiveTVが帯域幅免許を落札した。米連邦通信委員会(FCC)が同日発表した。

 競売にかけられたのは800MHz帯の4つの帯域幅で、現在Verizon Airfoneが機内電話サービスに使っている。競争入札は5月10日に開始され、144件の入札があった。

 最大の帯域幅はAC BidCoが3130万ドルで落札。残る帯域幅はLiveTVが700万ドルで落札した。AC BidCoは、航空機向けの通信機器を手掛けるAirCellとRipplewood Holdingsが設立した会社。

 今回落札された周波数帯は、旅客機のブロードバンドインターネットサービスなどさまざまな通信サービスに利用できる。ただ、今回の競争入札は、航空機内での電子機器利用を制限した米連邦航空局の規制や、航空機内の携帯電話利用禁止を定めたFCCの規制に影響を与えるものではないとFCCは説明している。

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