“ロハスなデジカメ”は? 坂本龍一&深澤直人が選ぶロハス商品
デジタルでも「ロハス」――“ロハスな生き方”を推進する「ロハスクラブ」理事で音楽家の坂本龍一さんと、同じく理事でデザイナーの深澤直人さんが6月5日、「第1回 ロハスデザイン大賞」授賞式に出席し、リコーのデジタルカメラ「GR DIGITAL」やiPod対応ビンテージラジオを“ロハスな”商品として紹介した。
ロハスとは「Lifestyles of Health and Sustainability」の略で「地球環境保護と人間の健康を最優先し、人類が共存共栄できる持続可能な社会のあり方を追求するライフスタイルを指す言葉」(ロハスクラブWebサイトより)という。
ロハスデザイン大賞は、ロハスクラブがエントリーした「ロハスなヒト・モノ・コト」に対して、個人審査員がネット投票し、得票数順に1~3位を決めるもの。1位は、「ヒト」部門がトヨタのハイブリッド車「プリウス」開発陣、「モノ」部門がロハスクラブと帝人が開発した買い物袋、「コト」部門が省電力でCO2を削減して行ったという坂本龍一さんのコンサートツアーだった。
3位までには入らなかったものの、深澤さんがお気に入りとして紹介したのが「GR DIGITAL」。深澤さんは「テクノロジーが変わるとデザインは変わるものだが、唯一これ(GR)だけが、銀塩でもデジタルでもデザインを変えなかった」と語り、“持続可能”というロハスの考え方に合っているとした。
深澤さんは「デザインは自然に逆らわない方がいい」という持論を展開する。深澤さんが手掛け、斬新なデザインでヒットした「INFOBAR」の各色のネーミングついて触れ、「もともと各色に名前はなく、スタッフが自然に、赤ベースのデザインのものを『錦鯉』(正式名称:NISHIKIGOI)、白黒のものを『市松』(同:ICHIMATSU)と呼んでいた。発売後、赤べースのものを買いに来た人はみんな『赤をください』ではなく『NISHIKIGOI』を下さいと言っていたようで、素直に決めた名前は浸透していくんだな、と思った」と振り返った。
坂本さんは、iPodを接続できるようにしたand upのビンテージラジオを紹介。「普通は、商品の寿命=商品デザインの寿命だが、新しい機器と組み合わせれば40~50年も古いデザインが新たな価値を持つ」などと語った。
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