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「Web2.0はユビキタス」――情報通信白書

» 2006年07月04日 20時45分 公開
[ITmedia]

 総務省が7月4日に公表した情報通信白書に、「Web2.0」に関する記述が登場した。Web2.0を「ユビキタスネットワークによる新しい潮流」と位置づけ、ロングテール現象やオープン化の流れ、ブログやSNS(ソーシャルネットワーキングサービス)の台頭などを解説している。

 白書は、Web2.0が「ユーザー参加とオープン志向により、多様な知識の集積とコラボレーションを実現」するとしており、AmazonやGoogleのAdSenseを例にロングテール理論を解説。ネットビジネスが変化していると語っている。

 ブログやSNSの拡大も解説。消費者による情報発信メディア(Consumer Generated Media)として、「価格.com」や「@cosume」、人力検索サイト「はてな」なども紹介している。

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 ネットが消費行動を変化させているとも指摘。同省の調査によると、商品を購買する前にネットで商品情報を得るユーザーが62.0%に上っており、店頭での直接対面に次ぐ情報収集手段になっている。

 2005年度末の国内ネットユーザーは8529万人。ネット接続端末として、携帯電話を利用している人が(6923万人)がPC(6601万人)を初めて上回った。

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