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クリック詐欺は13億ドル規模の問題に

» 2006年07月07日 08時12分 公開
[ITmedia]

 Google、Yahoo!、MSNなどの検索広告を使ったクリック詐欺は推定13億ドル規模の問題となっており、容認できるレベルを超えているとする報告書を、調査会社のOutsellが発表した。

 Googleなどのサイトでは、クリックの数に応じて広告主に課金する方式のペイ・パー・クリック広告を提供しているが、クリック詐欺はこの仕組みを悪用したもの。

 Outsellでは広告主407社を対象として今年5月にWebベースで調査を実施。全クリックに占める詐欺クリックの割合は平均14.6%に上り、金額に換算すると13億ドル規模になると試算した。

 これほどの規模の詐欺はほかのサービスなら容認されるものではなく、放っておいて解決する問題でもないと同社は分析。この問題をめぐってはGoogleやYahoo!を相手取って広告主が訴訟を起こし、Yahoo!は先日、和解条件として対応策を発表したが、報告書では、現在の対応ではまだ不十分だと指摘している。

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