米Yahoo!は、クリック詐欺をめぐりCheckmate Strategic Groupから起こされていた訴訟で和解合意が成立したと発表した。今後はクリック保護について明確な姿勢を示し、広告主に対する透明性を高めると表明している。
Yahoo!によれば、Yahoo! Search Marketing(旧Overture)はペイ・パー・クリック方式の検索広告でクリック詐欺対策として、過去8年にわたりClickthrough Protection(CTP)システムを使って怪しいクリックを検出・削除し、広告主に課金されないようにしてきた。
これに対しCheckmate Strategic Groupは昨年6月にYahoo!を相手取り、集団代表訴訟を起こしていた。
和解条件として、Yahoo!は広告主からの苦情受け付け期間を延長し、2004年1月にさかのぼってクリック詐欺に関する苦情を受け付ける。この内容を審査して、過去分のクレジット支払いが適切だと判断すれば、100%のクレジットを発行する。
また、クリック詐欺とトラフィックの質の問題に関する専任の担当者任命、CTPシステムに関する年1回の説明会開催、業界を挙げたクリック詐欺対策の取り組み、Traffic Quality Resource Centerの設置を約束している。
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