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VIA、“カーボンフリー”CPUを発表

» 2006年09月14日 09時31分 公開
[ITmedia]

 台湾のVIA Technologiesは9月13日、デスクトップ向け新プロセッサ「C7-D」プロセッサを発表した。同プロセッサは既に出荷開始されている。

 C7-Dは「Esther」プロセッサコアの「VIA CoolStream」アーキテクチャを採用して電力効率を高めており、消費電力は最大20ワットで、1.8GHzで動作する。

 またVIAは、同プロセッサの電力消費により放出される二酸化炭素(CO2)量を計算し、そのCO2排出を相殺するために、植樹や代替エネルギーの促進、省エネなど世界各地のプロジェクトに協力する。このため同社はこのプロセッサを「カーボンフリー」コンピューティングソリューションと呼んでいる。第一弾として、CO2排出量管理の英Carbon Footprintと提携した。

 さらに同社は新しいベンチマークシステム「TreeMark」を導入。これはコンピューティング製品が環境に与える影響を示す。製品の消費電力量に基づいてCO2排出量を計算し、それを相殺するのに何本の木が必要かを表す。それによると、C7-DのTreeMarkスコアは広葉樹4本、競合デスクトッププロセッサより平均で18本少ないという。

TreeMark

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