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Xerox、文書偽造防止用の微細フォントを開発

» 2006年09月15日 07時35分 公開
[ITmedia]

 米Xeroxの科学者らが、虫眼鏡がないと読めない微細フォント「MicroText Specialty Imaging Font」を開発した。高さが1インチ(2.54センチ)の100分の1しかなく、出生証明書や小切手、機密書類の偽造を防止するのが目的。

 超微細文字は、現在すでにクレジットカード、小切手、紙幣などに採用されている。例えば、現行の米20ドル札に使われているアンドリュー・ジャクソンの右肩にある「点線」は、「The United States of America 20 USA 20 USA」という文字だ。

 Xeroxの新技術により、これら微細文字や数字のフォントが多種多様となり、偽造がより難しくなった。つまり印刷媒体によってフォントをパーソナライズすることで、運転免許証や小切手など、偽造文書作成を困難にする。

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