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» 2006年09月21日 16時44分 UPDATE

シマンテック、パフォーマンス向上を図った「ノートン」新バージョンを投入

シマンテックは、コンシューマー向けセキュリティ対策ソフトの新版「ノートン・アンチウイルス2007」「ノートン・インターネットセキュリティ2007」を発表した。

[高橋睦美,ITmedia]

 シマンテックは9月21日、コンシューマー向けのセキュリティ対策ソフトの新バージョンとなる「ノートン・アンチウイルス2007」「ノートン・インターネットセキュリティ2007」を発表した。

 さらに、12月をめどに、フィッシング詐欺やWeb経由で侵入するマルウェアへの対策に特化した「Norton Confidential」を投入するほか、オンラインで各種セキュリティ機能やバックアップ機能を利用できる「Norton 360」をリリースしていく意向も明らかにしている。

 ノートン・アンチウイルス 2007は、ウイルス/ワームやスパイウェア対策機能を搭載したコンシューマー向けのセキュリティ対策ソフトだ。ノートン・インターネットセキュリティ2007はこの機能に加え、パーソナルファイアウォールやNorton ConfidentialによるWebブラウジングの保護、フィッシング対策といった機能を提供する。なお「アンチスパム機能」と「保護者機能」は、ノートン・インターネットセキュリティ2007向けのアドオンパックとして提供される。

 Norton Confidentialでは、ユーザーがアクセスしようとするWebサイトが安全か危険かを表示する。既知のフィッシングサイト情報を集約したブラックリストに加え、URLやコンテンツ、サイトの構造を分析してリアルタイムにWebページの安全性を評価するヒューリスティック技術も活用して評価を下す仕組みだ。また、アクセス中のユーザーの挙動を盗み見ようとするマルウェア(クライムウェア)をブロックすることも可能という。

symantec_norton01.jpg 疑わしいサイトにアクセスした際の表示

 米Symantecのコンシューマー製品およびソリューショングループプレジデントのエンリケ・セーラム氏は、オンライン犯罪を仕掛ける攻撃者の動機が、名誉欲から、ターゲットを絞った個人から情報を盗み取り、金銭的利益を得ることに変わってきたと指摘。「個人の重要な情報を狙う新しいタイプの脅威からの保護が求められている」と述べた。

symantec_norton02.jpg 米Symantecのエンリケ・セーラム氏

 2007年版の製品ではこうしたニーズを踏まえ、別途新たなシグネチャを用意しなくとも、1つのソースを元に生み出される多数の亜種をまとめて検出、遮断する機能がサポートされた。また、自らの存在を隠そうとするrootkitを検出する「VxMS技術」も搭載した。これは、旧Veritasのテクノロジを活用したものだ。

 同時に、「製品が拡大するにつれて、パフォーマンスが低下してきた」という顧客からの声を踏まえ、全体的なパフォーマンスの改善が図られたという。使用メモリが10〜15MB程度にまで削減されたほか、ブート時間の短縮、スキャンの高速化やユーザーインタフェースの反応速度の向上などが実現された。また、バックグラウンドでシステムの完全スキャンを行う機能もサポートされた。

 合わせてインタフェースの改善も図った。「ファイアウォールが警告のポップアップ画面をたくさん表示すると、ユーザーにはストレスになる」(シマンテックのシニアプロダクトマーケティングマネージャ、風間彩氏)。そこで、ユーザーに複雑な判断を迫らず、裏側で処理を行うことで、わずらわしさを減らすようにした。

symantec_norton03.jpg ノートン・インターネットセキュリティ 2007のインタフェース

 両製品とも、ダウンロード版は9月21日より提供が開始される。価格は、ノートン・アンチウイルス 2007が4935円、ノートン・インターネットセキュリティ 2007は6300円。標準パッケージ版はそれぞれ6195円、8190円で、9月30日より販売される。ほかに、3ユーザーパッケージや5台まで使用できる5ユーザースモールオフィスパックなどが用意されている。

 なおセーラム氏は、「どのようにインターネットをより安全で安心できるものにしていくか、そしてインターネットをフルに活用できるようにしていくかが課題」と述べ、それに向けて「Security 2.0」というビジョンを推進していくとも述べている。このビジョンの中で、ユーザーアイデンティティ(ID)の保護とレピュテーション(評判)をベースに、検索やブラウジングの安全性確保のためのアプリケーションを展開していく方針だ。

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