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「保護者参加型」で子供をIMから守るソフトウェア

» 2006年10月05日 07時30分 公開
[ITmedia]

 インスタントメッセージング(IM)セキュリティの米IMSaferは10月3日、子供やティーンエージャーが安全にIMを利用できるよう管理する無料のソフトウェア「IMSafer」を発表した。

 IMSaferは字句解析技術を利用し、会話中に現れる不適切な言葉を管理する。解析やフィルタリングに利用される言葉は、スラングや子供を誘惑する手法の変化を反映し、自動的にアップデートされる。

 保護者のアクションがシステムに生かされるのも、IMSaferの特徴。保護者が「危険」とみなしたIMアカウントについてはIMSaferにフィードバックを残し、IMSaferによる監視・警告に生かすという。より多くの保護者がこの機能に参加することで、IMSaferをより強力なシステムにすることができるという。

 また、IMSaferがフラグをつけたコンテンツのやり取りが行われた際には、90秒以内に保護者にメールが送信される。メールには会話相手のスクリーンネームやコンテンツのカテゴリーなどの情報が含まれる。

 IMSaferは、Webサイトから無料でダウンロードできる。将来的には、複数のIMアカウントの保護は有料になる可能性もあるという。政府関係、図書館、教育機関などに対しては無料でサービスを提供する。

 現在のバージョンはWindows XPにのみ対応だが、Macintoshにも対応を予定している。

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