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稟議書の回覧状況をICタグで可視化 凸版が新銀行東京に納入

» 2006年10月18日 20時36分 公開
[ITmedia]

 凸版印刷はこのほど、ICタグを活用した稟議書管理システムを新銀行東京に納入し、10月初旬から本格運用を始めた。

 ICタグ付きの専用ファイルに稟議書と添付資料などを入れて回覧する。各部門間での引き渡し時にICタグを読み取ることで、回覧状況を可視化し、承認状況を担当者がリアルタイムに照会できる。

 新銀行東京では、本支店間などでやり取りされる大量の書類の効率管理を進めており、新システムの導入もその一環。稟議書の移動状況がリアルタイムにトレースされるため、顧客からの問い合わせなどにも迅速に対応可能になるとしている。

 製造や物流などに比べ、事務系オフィスではICタグが普及していない。凸版印刷は今後、書類処理の効率化などを提案し、普及を進めていく。

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