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スパムの送信先は捜査員 海賊版販売の男逮捕

» 2006年10月18日 20時37分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、兵庫県警は10月18日、ネットオークションやメールを悪用してPCソフトの海賊版を販売していたとして、著作権法違反の疑いで北海道旭川市の無職の男(46)を逮捕した。

 調べでは、男は昨年0月10日ごろから11月26日ごろまでの間、Windows XP Professional SP2など3社計6種類のソフトを無断複製したCD-R7枚を、神戸市の男性に4200円で郵送販売した疑い。

 男はWANTEDオークションなどに出品し、入札したユーザーに海賊版リストをメールで送信していたほか、「人気PCソフトウェアのご案内」などとスパムメールも送信していた。海賊版は3本以上注文すると1本600円、10本以上だと1本500円で販売しており、男の銀行口座には全国の900人以上から約170万円の振り込みがあったという。

 尼崎東署の捜査員がスパムメールを受け取ったことから発覚。ACCSには今年8月までの半年間で10件の情報が寄せられていた。

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