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SOAは役立つと思うが、コンセプトはよく分からない――米調査

» 2006年10月27日 08時00分 公開
[ITmedia]

 コンサルティング会社の米Capgeminiが10月25日、サービス指向アーキテクチャ(SOA)に関する意識調査の結果を発表した。この調査はサンフランシスコで今週開催された米Oracleの年次カンファレンスの参加者に対して行ったもので、回答者の48%がIT技術者、18%が最高情報責任者(CIO)や最高技術責任者(CTO)、24%が営業やマーケティング関連だった。

 調査報告によると、企業のIT関連部署にとって最も手間とコストがかかる課題の1位は「増え続ける膨大な量の情報」で37%。2位は「常に変化するビジネスモデル」(22%)と「セキュリティに対する脅威」(22%)だった。

 SOAから得られる利点としては、36%が「ビジネスの柔軟性が増すこと」と回答。27%が「既存のIT資産の再活用」、22%が「事業目標とITの目標との間での整合性が増すこと」を挙げた。また、回答者の34%が、SOAは現在または長期的に役立つと答えている一方で、41%は「SOAのコンセプトが完全には分かっていない」と回答しているという。

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