米Googleが、Wikiツールを提供する米JotSpotを買収した。JotSpotの創業者の1人でCEOのジョー・クラウス氏が、Googleの公式ブログで発表している。買収取引は完了しており、金額は非公開。
JotSpotは、米Excite共同創業者のクラウス氏とグラハム・スペンサー氏が、Exciteを去った後に共同で立ち上げた企業。Wikiの特徴であるコラボレーション機能と、HTML言語などを知らなくても作業できる簡易性を活用。文書や表計算ソフト、カレンダーなどをグループで共有するソリューションを提供している。
買収の決定に関してJotSpotでは、Googleとは「Web上で最良のコラボレーションを作るというビジョン」が共通しており、そのビジョンの推進にはGoogleの環境が適している、としている。
JotSpotのサービスは、今後Googleのアーキテクチャに統合されることになる。現行のJotSpot会員は引き続き同様のサービスを受けられるが、サービスがGoogleの一部となるに当たって料金は無料になり、既存会員への請求は今後は行われないという。JotSpotサービスについては、当面の間は新規加入は受け付けず、サービスのGoogleへの統合に注力するという。
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