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Winny上のコンテンツ総額は「100億円」 ACCSとJASRACが試算

» 2006年11月28日 18時31分 公開
[ITmedia]

 コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)と日本音楽著作権協会(JASRAC)は11月28日、Winny上の違法ファイル流通額を試算し、音楽ファイルは4.4億円相当、ソフトは95億円相当という結果を得た、と発表した。

 10月10日の午後6時から午後12時の6時間にわたって調査したところ、少なくとも21万ユーザーがWinnyを利用していた。違法ファイルは、音楽ファイルが61万(1ファイル当たりのJASRAC管理楽曲数が7曲とした場合、月額使用料換算で約4億4000万円相当)、ビジネスソフトが約61万(平均価格換算で約19.5億円相当)、ゲームソフトが約117万(同約51.3億円相当)、アニメが約18万(同約17億2000万円相当)、コミックが約117万(同約7億円相当)あった。

 この調査結果をもとに、ISPの業界団体を通じてWinnyユーザーに対して電子メールなどで注意喚起を行っていくほか、ファイルの削除要請も検討する。

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