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MS、Flashキラー「Expression Studio」の詳細発表

» 2006年12月05日 09時36分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは12月4日、専門家向けコンテンツデザインツール「Microsoft Expression Studio」の詳細を発表した。一部ではAdobe Flashキラーとも呼ばれている製品だ。

 同製品は、Webサイトを作成するための「Expression Web」、Windows向けのインタラクティブ体験をデザインする「Expression Blend(旧称Interactive Designer)、WebおよびWindows向けビジュアル要素をデザインするための「Expression Design(旧称Graphic Designer)」、デジタル資産管理・ワークフロー統合のための「Expression Media」で構成される。

 Expression Webは4日に提供開始された。フルスイートのExpression Studioは2007年後半に登場する予定。Expression Blendはβ1の段階で、Expression Designは12月のCTPが提供されている。

 新たに発表されたExpression Mediaは、Microsoftが6月に買収したiView MediaPro製品をベースにしている。100種類以上のメディアフォーマットをサポートし、ビジュアルカタログへのオフラインアクセスを提供するため、メディア資産の管理と利用が便利になるという。Expression Mediaの最初のCTPは2007年初めにリリースされる見込み。

 これら技術はExpressionのサイトでダウンロードできる。同サイトではExpression Webの60日間無料トライアル版も提供している。

 価格はExpression Webが299ドル、FrontPageからのアップグレード価格は99ドル。Expression Blendは499ドル、Expression Mediaは299ドル、Expression Studioは599ドル。これら3製品はいずれも2007年後半に登場予定だ。またExpression Webやその他対象製品の購入者は349ドルでExpression Studioにアップグレードできる。

 またこの日には、Windows Media技術ベースのリッチメディア、アニメーション、ビデオを配信するためのクロスプラットフォームブラウザプラグイン「Windows Presentation Foundation Everywhere(WPF/E)」の最初のCTPもリリースされた。Expression MediaとExpression Designは、このWPF/E CTP向けコンテンツの作成をサポートする。CTPはhttp://www.microsoft.com/wpfeからダウンロードできる。

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