米Yahoo!は12月5日、組織再編と経営幹部の変更を発表した。
新体制の下では、オーディエンス部門、広告主・パブリッシャー部門、テクノロジー部門の3つの業務部門が置かれ、これら部門のトップはそれぞれテリー・セメルCEOの直下に置かれる。オーディエンス、広告主、パブリッシャーという主要顧客セグメントに合わせた再編だと同社は説明している。
オーディエンス部門は、検索、メディア、コミュニティーなどの既存製品の強化、ソーシャルメディア環境の構築、新興市場での成長機会の模索などを担当する。責任者はまだ決まっていない。
広告主・パブリッシャー部門は、マーケティングや営業、広告ネットワークを担当する。2000年からYahoo!のCFO(最高財務責任者)を務めてきたスーザン・デッカー氏がこの部門の責任者を務める。デッカー氏の後任のCFOは現在探しているところだという。
テクノロジー部門は引き続き組織全体をサポートし、プラットフォームやインフラなどを担当する。CTO(最高技術責任者)のファーザド・ナゼム氏がトップを務める。
また同社はこの日、COO(最高執行責任者)のダン・ローゼンワイグ氏が3月末に退社することも明らかにした。
今回の役員人事は2007年1月1日付けで発効し、組織再編は同年第1四半期に完了の予定。
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