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Cisco、インド戦略を強化

» 2006年12月07日 08時14分 公開
[ITmedia]

 米Cisco Systemsは12月6日、2005年10月に発表したインドへの11億ドルの投資計画が順調に進行していることを発表した。また同時に、今後3年から5年で、インドの従業員数を現在の3倍に増やす計画も明らかにした。

 同社はインドのバンガロールに、5000万ドルを投じて新たな研究開発センターを建設中で、2007年6月に完成する見通しだ。現地での雇用と従業員トレーニングも並行して進めており、今後3年間で研究開発、トレーニングに7億5000万ドル以上を投じる計画。また現地企業との戦略的提携も積極的に結んでいく。

 またCiscoは、インドを拠点とする新興企業向けベンチャーキャピタル投資として、1億ドルの予算を組んでいる。2005年にはインドのIndiagamesとBharti Telesoftに500万ドルを出資、向こう数カ月の予定としては、ブロードバンドコンテンツ配信やデジタルメディア関連企業への2500万ドルから3000万ドルの出資を計画しているという。

 またチェンナイで試験的に製造工場を立ち上げ、当初はインド市場向けに特定の製品を製造する。新工場ではOEM提携を結んでいるFoxconnとの共同製造を行う予定だ。

 Ciscoは1995年にインドに進出、現在2000人以上を現地で雇用している。

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