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半導体メーカーランキング、AMDとHynixが急進

» 2006年12月07日 08時16分 公開
[ITmedia]

 調査会社の米iSuppliが12月4日に発表した2006年の半導体メーカー売上高ランキング見通しでは、上位5社の顔ぶれは前年と変わらないものの、ATIを買収したAMDと、韓国Hynixが順位を上げ、上位10社に入った。

 2006年ランキングは、1位がIntel、2位がSamsung Electronics、以下Texas Instruments、東芝、STMicroelectronicsで、いずれも2005年と同じ順位。7位はAMDで、前年の15位から急進。マイクロプロセッサの売り上げが前年比37.5%増と好調な上、ATI買収により全体の売上高がほぼ倍増している。Hynixは、DRAMとNANDフラッシュメモリが好調で売上高を前年比32.5%伸ばし、8位にランクインした(2005年は11位)。

 iSuppliによると、2006年の世界の半導体売上高は約2585億ドルで、前年比9%増となる見通し。ランキング上位10社のうち7社が、業界平均の9%を上回る売り上げの伸びを示す中、首位のIntelは、マイクロプロセッサやNORフラッシュメモリの減収が響いて11.6%の売り上げ減。シェアは12.1%に下がり、2000年以来最低となった。

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