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若者のIMユーザー、7割が「メールよりIM」――米調査

» 2006年12月08日 07時20分 公開
[ITmedia]

 米AOLと米Associated Pressは12月7日、インスタントメッセージング(IM)利用に関して共同で行った調査結果を発表した。IMユーザー1513人を対象に行ったこの調査によると、IMでのメッセージ送信が電子メールを上回るとの回答が、ティーンエージャーのIMユーザーで72%、成人(19歳以上)でも26%に上った。

 IMの用途としては、ティーンエージャーの56%が写真の共有を、33%が音楽やビデオクリップの共有を挙げている。一方、ティーンエージャーよりも成人のユーザーの回答が多かった用途としては、友人との音声によるチャット(成人19%、ティーンエージャー15%)やビデオチャット(成人17%、ティーンエージャー11%)などがある。

 調査では、ティーンエージャーのIMユーザーの30%、成人の17%が「IMなしの生活は想像できない」と回答しており、「IMは、特にティーンエージャーのユーザーにとっては生活の一部」とAOL。IM利用中に並行して行うことは何かという質問に対しては、電子メールの送信との回答が最も多く、成人、ティーンエージャーの両方で8割に上る。2位は、成人では「オンライン検索」、ティーンエージャーでは「宿題の調べ物」。ティーンエージャーのIMユーザーの53%が、宿題のために友人にメッセージを送ったことがあると回答しているが、学校の先生や家庭教師にメッセージを送ったことがあるのは9%にすぎない。

 また、成人のIMユーザーの54%が、毎日IMにログインし、メッセージを送信しているという。この比率は、独身のユーザー(64%)の方が既婚者(49%)を上回ることも分かった。仕事でIMを利用するとの回答は成人のIMユーザーの27%で、その41%が「IMは仕事の能率を上げる」と回答している。

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