新しいゲーム機の登場には問題がつきものだ。ゲームのフリーズであれ、サウンドの問題やインターネット接続、互換性問題であれ、ゲーマーやコンシューマーは問題の解決に何時間も取られかねない。
米Microsoftはこうした問題によるXbox 360ユーザーの負担を軽減するため、正しい方向に一歩踏み出したようだ。同社は12月22日、米国とカナダでXbox 360の保証期間を90日から1年に変更すると発表した。
保証期間を90日から1年に延長することで、Microsoftは北米のユーザーに、ほかの国でXbox 360ユーザーに提供しているのと同じ保証とハードウェア保護を提供することになる。
この発表について、Microsoftからのコメントは今のところ取れていない。同社はこれまでに、Xbox 360で使われているハードの一部に問題があったことを明らかにしている。
Microsoftは9月に、2006年1月1日以前に製造された同ゲーム機の多くに問題があるとIGN Entertainment onlineに語っている。これを受けてMicrosoftは、有料で修理を済ませたユーザーに払い戻しを行った。
新たな保証期間延長に伴いMicrosoftは、Xbox 360の購入から1年以内に保証期間が切れて修理代を支払ったユーザーに対し、10週間以内に払い戻しを行うと約束した。
ハードウェア問題に見舞われているゲーム機メーカーはMicrosoftだけではない。プレイステーション 3(PS3)と任天堂のWiiも、サウンド、互換性、インターネット接続といったプラットフォーム関連の問題が発生している。その結果、ソニーと任天堂もユーザーの懸念に対応する手段として、保証拡大に踏み切った。
IGNは11月、「鉄拳2」「デビル メイ クライ」「グランツーリスモ」といったプレイステーション 2向けの一部タイトルをPS3で実行すると互換性問題が生じると報告した。
IGNはまた、PS2ゲームをPS3で使おうとした場合、物理メモリカード、マルチタップ、USB規格といったハードウェアの問題も存在すると報告している。
こうした問題の解決のため、ソニーは今後のシステムソフトアップデートでHDDベースのPS2ゲームに互換性を持たせる計画だと、IGNは報告した。
任天堂WiiのユーザーもNintendo Wii ChatのWebサイトで、Wiiリモコンの接続不良、インターネット接続の問題、サウンドの問題、システムが画面上でフリーズするといった同ゲーム機の問題を報告している。
あるWiiユーザーはサウンドの問題について投稿した。
「ちょっと遊ぶと音が完全にこもって雑音になってしまう」。CasopoliSを名乗るユーザーは同サイトにこう書き込んでいる。
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