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WindowsにDoS攻撃の脆弱性、リスクは低レベル

» 2006年12月27日 09時34分 公開
[ITmedia]

 Windowsでサービス妨害(DoS)攻撃を引き起こす新たな脆弱性が報告された。リスクはそれほど高くないとみられる。

 仏FrSIRTが12月26日に公開したアドバイザリーによると、Workstation Serviceのエラーが原因で、細工を施した「NetrWkstaUserEnum()」リクエストを適切に処理できない問題が存在する。攻撃者がこれを悪用すると、サービスをクラッシュさせたり、メモリをすべて消費させてDoS状態を誘発できてしまう可能性がある。

 影響を受けるのはWindows XP SP1/SP2とWindows 2000 SP4。FrSIRTのリスク評価は4段階で下から2番目に低い「Moderate Risk」となっている。

 Microsoftからの公式パッチはリリースされていないが、FrSIRTでは、ファイアウォールでポート139と445をふさぐことを回避策として挙げている。

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