コンピュータソフトウェア著作権協会(ACCS)によると、福岡県警は1月10日、ゼンリンの電子住宅地図ソフトの海賊版をネットオークションで販売していたとして、著作権法違反の疑いで宮崎県小林市の自営業の男(29)を逮捕した。
調べでは、男は昨年9月下旬ごろから10月下旬ごろまでの間、電子住宅地図ソフト「デジタウン」154製品を無断複製したDVD-R3枚を、福岡市の男性らに対し、計2万円で郵送販売した疑い。
男はYahoo!オークションで海賊版を販売。同ソフトを地域別にまとめてDVD-R1枚に複製し、「福岡県セット」「四国セット」などとして5000〜1万円で販売していた。5000円の「福岡県セット」は26地区分が複製され、正規価格は56万円相当。調べでは少なくとも245人に販売して123万円を売り上げており、正規価格で1億円を超える計算になるという。
調べに対し、男は同ソフトを「Winny」「Limewire」を通じて入手したと供述しているという。筑紫野署員がサイバーパトロール中に男の出品を発見してACCSに連絡していた。
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