Microsoftはフィッシング対策強化に向けて、Internet Explorer(IE)7でSSLの強化版に当たる「Extended Validation(EV)SSL Certificates」(EV SSL証明書)のサポートを有効にしたと発表した。
EV SSL証明書では従来のSSL暗号化機能に加え、なりすましやフィッシング詐欺からユーザーを守る機能が強化される。IE公式ブログによると、VeriSign、CyberTrustなどの認証機関がEV SSL証明書の発行を開始し、eBay、PayPal、Charles SchwabなどのサイトもEVを使ってユーザーが公式サイトであることを確認できるようにしているという。
また、Microsoftは新たにMySpace.comなど4社からフィッシングフィルタ用のデータ提供を受けることになったと発表した。
同社はEV SSLに関する詳しい情報とFAQ、IE 7のセキュリティステータスバーに表示される情報の利用方法をサイトに掲載。安全なネット利用となりすまし対策情報にもEV関連の内容を盛り込んだ。
IE 7は10月の正式リリース以来、フィッシングフィルタで詐欺サイトへのアクセスを1000万回以上食い止め、1週間の遮断件数は100万を超えているという。
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