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バレンタインスパム増加も、つられるユーザーは減少

» 2007年02月13日 09時57分 公開
[ITmedia]

 セキュリティ企業のSophosによると、2月14日のバレンタインデーを前に、ジュエリーやチョコレートなどのギフト販売スパムが増えている。しかしこうした商品を買うというユーザーは1年前に比べて減少した。

バレンタインデーに便乗したスパムの例(Sophosより)

 同社の調査によれば、スパムを通じて販売されている商品を買うと答えたコンピュータユーザーは5%となり、前年同時期の9%に比べて減少した。

 「ジャンクメールで宣伝された商品を誰も買わなければスパムも止むはずであり、購入する人が減っているのには期待が持てる。ただ、世界の電子メールユーザーの数を考えると、5%という数字はスパマーを存続させるに十分すぎるほどだ」とSophosは解説している。

 バレンタインデー便乗スパムの多くは、グラフィックを使ってジュエリーや恋愛メッセージなどのギフトを宣伝する画像スパムだという。受け取る相手にアピールしやすいことやスパム対策フィルタをかいくぐりやすいことから画像スパムは最近急増。Sophosの統計では画像スパムが占める割合は2006年1月の18.5%から、12月末には35.1%へとほぼ倍増した。

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