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インデックスと夢の街が共同事業を解消

» 2007年02月21日 18時10分 公開
[ITmedia]

 インデックスと夢の街創造委員会は2月21日、共同事業契約を解消すると発表した。携帯電話向け出前仲介サイト「モバイル出前館」の運営を、夢の街単独に切り替える。これに伴い、ヤフーが実施する夢の街株式の公開買い付け(TOB)にインデックス・ホールディングス(インデックスHD)が応募し、保有株式の大半を売却する。

ヤフーの株価チャートヤフーの株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)夢の街創造委員会の株価チャート夢の街創造委員会の株価チャート(1年:縦軸の単位は1000円)

 同サイトは2004年7月から両社で運営してきたが、夢の街が単独運営するのに十分な経営資源・ノウハウを蓄積したと判断したため、3月1日から単独運営に転換するとしている。

 インデックスHDは夢の街株式の19.4%を保有し、23.24%を保有する筆頭株主のヤフーに次ぐ。ヤフーは夢の街の出前仲介と「Yahoo!グルメ」を組み合わせ、今後は食材宅配などに進出するなどサービス強化を図る計画。夢の街との関係を強化するため、TOBで出資比率を高める。

 TOB期間は3月1日から4月2日まで。買い付け数は3200株を予定し、インデックスHDが同数を応募する予定。買い付け価格は、直近1カ月の夢の街株価の終値平均を4.9%下回る40万1190円。

 応募した全株式が決済された場合、インデックスHDの夢の街保有比率は1.3%に低下し、2007年8月期中間期に9億6400万円の売却益を計上する見通し。

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