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MS、JPEG対抗フォーマット「HD Photo」を正式発表

» 2007年03月09日 07時21分 公開
[ITmedia]

 米Microsoftは3月8日、米ラスベガスで開催中のPhoto Marketing Association(PMA) 07で、独自の新画像フォーマット「HD Photo」を正式発表した。同社は新フォーマットの標準化を目指しており、近く標準化団体へ申請予定であるという。

 HD Photoは、圧縮効率がJPEGのほぼ2倍で、JPEG画像に比べ微妙な細部の損失が少なく、同画質の画像を保存するのに半分の容量で済む。可逆(ロスレス)圧縮または高品質の非可逆圧縮、必要とされる解像度や領域のみのデコードや、圧縮データのままで画像を操作する機能などを特徴とする。

 同社は同時に、Adobe Photoshop用のHD Photoプラグインのβ版をリリースした。これを用いれば、Adobe PhotoshopからHD Photoファイルを読み書きすることが可能になる。プラグインはAdobe PhotoshopのCS3およびCS2バージョンをサポートし、Windows Vista、Windows XP、Mac OS Xに対応する。β版はMicrosoft Download Centerでダウンロードでき、約60日間は無料で試用できる。

 またHD Photoサポート機能を追加するHD Photo Device Porting Kitも同時にリリースされ、同じくダウンロードセンターで入手できる。

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