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» 2007年03月12日 18時56分 UPDATE

それでもSecond Lifeは面白い(と思う)

Second Lifeの“不”人気に関する記事の反響は、これまでにないほど大きかった。反論が来るかと構えていたのだが「やっぱりそうだよね」という共感が圧倒的に多かった。

[岡田有花,ITmedia]

 先週のアクセストップは、3D仮想空間「Second Life」についての記事。Second Lifeは話題先行の“空騒ぎ”ではないかという内容だった。

 Second Lifeのメディア露出の機会が増え、関連ビジネスが盛り上がっている。記者も「Second Life支局だより」という連載を持ち、中を取材してみたが、実際にプレイすると操作がかなり複雑だし、人も少ないように感じる。メディアの盛り上がりとギャップを感じ、書いた記事だった。

 この記事についてのネット上の反響は大きかった。寄せられた意見の多くは「私もSecond Lifeはダメだと思っていました」と共感する内容。知人からもこういった内容のメールが複数届いた。ここまで反響が大きい記事は、クリスマスの線メリシリーズぶりだ。

 記者は「Second Life支局だより」という連載を展開していたこともあり、記事の内容について「手のひらを返したようだ」という批判もあった。ただ、記者も米国メディアなどの報道を見て盛り上がり(空騒ぎ?)を知った立場。実際にプレイしたり、周囲の反応を見たりするまで、“不人気”には気づかなかった。

 記者はSecond Lifeの可能性を否定するつもりはない。クリエイター達が作り上げた世界を見るのは楽しいし、実際に土地を買ったり、自分で何か作ってみると、ハマる気持ちも分かる。ユーザーが自由に世界を作れ、商売もできる3D空間というアイデアは、新しい可能性を感じさせる。

 あるネットベンチャーに勤める知り合いからは「久々に現れた突破口みたいなイメージもある」という意見をもらった。

 いわく、ネットベンチャーが展開するサービスは、広告モデルで運営しているケースが多いが、それだとどうしても、お金を落としてくれるクライアントの方にサービスが向いてしまい、ユーザーを軽視してしまいがち。だがSecond Lifeは、ユーザーがサービスを楽しみつつ、現金に換えられる仮想通貨で買い物もしており、ユーザーがクライアントも兼ねている世界。「ネット上で、コマースでもなく、広告でもない形で収入を上げる素地ができそうな気がする」とその知人は言う。

 Second Lifeは、ユーザーインタフェースやデザインが洗練され、参加のハードルが低くなれば、盛り上がる可能性も十分にあると思う。ただ最近、ユーザーが最初に降り立つ島の攻略が難しくなった、という話も聞いた。運営元の米Linden Labは、ハードルを下げる気はなさそう。Second Life的なサービスで、もっと簡単に利用できるものが出れば、きっとヒットするだろうと思うのだが……(先日披露されたPS3の「Home」はどうか)。

 ちなみに今後、Second Life支局だよりは、まるで何もなかったかのように続く予定。支局の建物もないのに支局を強弁してきたが、実は先日やっと、土地を手に入れた。支局の建物も、もうすぐ建設する(多分)。

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