今年もまた、あの日が来た。響くジングルベル。輝くイルミネーション。カップルは愛を語り、子どもたちはサンタさんからのプレゼントを待つ。年に1度のクリスマスイブだ。
だが待て。IT戦士たるもの、世の風潮に惑わされて浮かれ騒ぐべきではない。イブも人生の貴重な1日。普段と変わらずキーボードを叩き、IT道にまい進するのだ。そう、PCを立ち上げ、「2ちゃんねる」「YouTube」「mixi」と巡回し、ニヤニヤ、ハァハァ、ニヤニヤ、ハァハァ――
むむっ。何やら空しくなってきた。日曜日のクリスマスイブ、友人のmixi日記もそうそう更新されやしない。だいたい記者とて20代の独身女子。イブにニヤつきながらPC画面に食いついている場合なのか。素敵な男子とともに、心ときめく幸せな時間を送るべきではないのか。ITの力を借りれば、それは可能なはずだ。
(※)注:記者は昨年まで3年間連続で「ITの力でクリスマスを幸せにする」とチャレンジを続け、3年連続で失敗してきている。懲りてない。(3年前の記事、2年前の記事、昨年の記事)
しかしどうすれば素敵な男子に出会えるのだろう。まずは徹底リサーチだ。
エビちゃんで有名な女性誌「CanCam」の読者投稿特集「30日で即カレ作る方法」にヒントがありそうだ。その方法とは――ふむふむ、「週6ペースで合コン」「いい男がいたらぶつかって倒す」「狙っている企業のオフィス前に終業時間に行き、入り口で暇そうに立つ」「携帯をわざと落とし、拾った男を一本釣り」などなど。なかなか実用的かつ即物的な手法であるものの、記者にはちょっと手をだしにくい。時間もないし。
そう、こういう時こそITを活用し、人生を豊かにするのがIT戦士である。ITを使って素敵な男子をクリエイト。それを彼氏とするのだ。
以下にその方法を記していこう。
「理想の彼氏」の作り方
(1)話題のオンラインゲーム「Second Life」をPCにインストールし、男性キャラでログインする。
(2)アバターの顔立ちや髪の毛、体型、服などを調整し、好みの男子像にする。今回はクリスマスなので、洋服は赤と緑のクリスマスカラーにしてみました。
(3)男子像に適当なポーズを取らせてキャプチャし、画像を保存する。
(4)画像処理ソフトで画像を引き伸ばして好みの身長にし、画像をプリントアウトする。
(5)180センチ×90センチの巨大パネルに、プリントアウトした画像を丁寧に貼り付る。
(6)不意の雨やホワイトクリスマスに備え、表面を透明テープで補強する。
(7)不要な部分をカッターナイフで切り取る。
(8)腰や首、手足の関節部に折り曲げ線を入れ、関節可動式にする(6自由度)。
――これで完全手作りオリジナル、かつ最新ITを駆使した「2次元彼氏」の出来上がりだ。本物の彼氏を作るよりもずっと手軽に、理想に近い彼氏ができるのである。(参考文献:デイリーポータルZ「等身大パネルを作る」)
彼氏ができたら定番の「クリスマスデート」に直行だ。教科書として、雑誌「東京Walker」付録の「お台場Walker」と、東京1週間の「Xmasイルミを観にいこっ!」特集を熟読。ターゲットを東京湾のデートスポット「お台場」にロックオン。早速デートに繰り出した。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
Special
PR