イブなぞ「クリスマスの前の日」に過ぎないではないか。イブに1人で何が悪い!? むしろ1人が幸せさ――そう強がってはみたものの、記者も1人の女の子。毎年のクリスマス、幸せなイブを夢見てチャレンジを続けてきた。
記者がIT戦隊「ITmedia」に入隊し、IT戦士となってもう3年。これまで迎えた2回のクリスマスは、愛とぬくもりを全力で求めながら、哀愁とITのみが残るせつない夜だった。
ITに操を捧げると決めた1年目。1人のイブをITの力でジョイフルかつハッピーに変えようと、USBクリスマスツリー「線上のメリークリスマスIII」の分解を試みた挙句にぶっ壊した(関連記事参照)。2年めはその反省を生かし、1人のイブをITの力でホーリーかつメリーに変えようと、USBクリスマスツリー「線上のメリークリスマスIV」の分解を試みた挙句にぶっ壊した(関連記事参照)。
ITと女の幸せはまるで磁石のSとN。決して両立することはない――聖夜を2度も棒に振ってそう確信した記者は、今年こそIT戦隊。を卒業し、線メリなどとは無関係なイブを過ごそうと決めていた。ヤツが来るまでは……
ヤツ――それは新人女子の塙恵子、またの名を「ITスナイパー」。狙った獲物は逃がさないというもっぱらの噂だ(関連記事参照)。スナイパーと言うからにはきっとモテるに違いない。よく知らないけどきっとそうなんだ!
記者が線メリをぶっ壊して悲嘆に暮れている間、幸せに過ごす女子は許せない。ハッピーな女子を奈落の底に突き落とすことこそ負け犬IT戦士たる記者の役割。塙恵子に線メリを押し付け、さむーいさむーいイブを過ごさせてやるぜヒーッヒッヒッ……
こんにちは、入社3カ月の塙です。優しい先輩に餌付けされてすくすく育ち、すでに体重3キロ増です。あれ? あそこで変なドームと人形を持ってうろうろしているのはIT戦士さん?
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