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英国情報通信庁、通信料金規制を更新

» 2007年03月28日 12時04分 公開
[ITmedia]

 英国情報通信庁(Ofcom)は3月27日、携帯通信事業者に対し、ほかの電話会社が携帯通信事業者に支払う接続料を引き下げると発表した。新規制の有効期間は4年間。これにより、消費者が支払う通信料の値下げが期待できる。Ofcomによると、4年間で年間平均4億〜5億ポンドの接続料引き下げが見込まれるという。

 規制の対象は2Gと3Gの両方に適用される。引き下げ額は事業者ごとに異なり、3は現在の45%引きとなる1分当たり5.9ペンスに、Vodafone、O2、Orange、T-Mobileは1分当たり5.1ペンスに引き下げることになる(OrangeとT-Mobileは現行から約20%値下げ、VodafoneとO2は約10%値下げとなる)。値下げ規制が有効となるのは4月1日で、期限は2011年。値下げはこの期間内に段階的に行われることになるという。

 Ofcomは2005年6月から、通信市場の平等性、透明性のために料金規制を導入しているが、この規制が2007年3月31日いっぱいで切れる。同庁は期限切れを前に、規制の継続の是非について調査を行い、今回の新規制導入に踏み切った。

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