世界経済フォーラムは3月28日、2006〜2007年の世界の情報通信技術(ICT)の整備度についてのランキングを発表した。過去最多の122の国や地域を対象とした今回のランキングでは、規制面や政府の指導力などが高く評価されたデンマークが首位に立った。日本は14位で、前回の16位からランキングを上げた。
前回首位の米国は、イノベーションや高等教育での優位は変わらないものの、政治および規制環境面での評価が相対的に低く、7位となった。
上位には、首位のデンマークのほか、スウェーデン(2位)、フィンランド(4位)、アイスランド(8位)、ノルウェー(10位)など、北欧諸国が名を連ねた。アジアでは、3位にシンガポールが入ったほか、香港が12位、台湾が13位、日本が14位、韓国が19位となっている。インド(44位)、中国(59位)は、インフラ面や個人レベルでのICT利用についての評価が低く、それぞれ前回から順位を下げた。
ランキングでは、NRI(Networked Readiness Index)という指標を使用し、各国/地域のICT整備度を、ビジネス全般および規制面、インフラ面などの「環境」、個人や企業、政府によるICTの「利用態勢」、最新のICTの実際の「利用状況」の3つの視点から評価した。
順位 | 国/地域 |
---|---|
1 | デンマーク |
2 | スウェーデン |
3 | シンガポール |
4 | フィンランド |
5 | スイス |
6 | オランダ |
7 | 米国 |
8 | アイスランド |
9 | イギリス |
10 | ノルウェー |
11 | カナダ |
12 | 香港 |
13 | 台湾 |
14 | 日本 |
15 | オーストラリア |
16 | ドイツ |
17 | オーストリア |
18 | イスラエル |
19 | 韓国 |
20 | エストニア |
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