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企業の4割でマルウェア感染被害――Webroot報告書

» 2007年03月29日 13時08分 公開
[ITmedia]

 企業の4割以上がスパイウェアやトロイの木馬といったマルウェア感染被害を被っていることが、セキュリティソフトメーカーのWebroot Softwareが3月28日に発表した調査結果で明らかになった。

 報告書によると、Webrootが各国の企業を対象に実施した調査で、43%がマルウェア関連の問題で損害を被ったことがあると回答した。

 スパイウェアが原因で社外秘情報が流出したことがあると答えた企業は26%。また、トロイの木馬攻撃は39%、システムモニタ攻撃は24%、ファーミング/キーロガー攻撃は20%の企業がそれぞれ経験していた。

 同社が自動スパイウェア調査システムのPhileasを使って調べたところでは、世界2億5000万のURLのうち、1.7%に当たる420万のURLでマルウェアが見つかった。これら悪質サイトは、2006年に見つかったものだけで約300万件を占めるという。

 「無防備なユーザーによって会社の収益と評判に影響が出る可能性を考えると、被害を未然に防ぐためのセキュリティは企業にとって最優先課題となる」とWebrootは指摘している。

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