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旅客機内でDS・PSPも使用制限へ

» 2007年03月29日 20時31分 公開
[ITmedia]

 ニンテンドーDSやPSPなど、通信機能を持った携帯ゲーム機の旅客機内での使用が制限される見通しになった。国土交通省の有識者懇談会が提言をまとめ、夏休みシーズンまでをめどにルールを改正する方針だ。

 使用が制限されるのは、無線LAN通信機能を持つゲーム機。離着陸時以外は、通信機能をオフにすれば利用できる。またワイヤレスマウスなどのPC周辺機器や携帯電話用充電器、アクティブ型電子タグも使用制限の対象機器に追加する方針。

 電磁干渉障害の報告件数は増加傾向にあり、2005年には48件が報告された。半数は操縦室のモニター画面の表示異常だが、中には自動操縦で上昇中、携帯電話使用の影響で急に25度バンク(傾斜)した、といった影響が大きいものもあったという。原因機器の6割が携帯電話とされ、PCが1割強、携帯オーディオやゲーム、ビデオカメラなどが1割弱という。

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