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» 2007年04月03日 15時48分 UPDATE

安全なアダルトサイトを探したつもりが……ワンクリック詐欺相談件数が過去最悪に

IPAによると、2007年3月のワンクリック不正請求に関する相談件数は316件に達し、過去最悪を記録した。

[ITmedia]

 情報処理推進機構(IPA)は4月3日、2007年3月のコンピュータウイルス/不正アクセスの届出状況をまとめた。ウイルス検出件数は2月の約69万個から4.6%減少して約66万個、届出件数も2月の3098件から5.3%減少し、2933件にとどまった。また不正アクセスの届出件数は13件で、うち実害が発生したのは9件だったという。

 しかし、ウイルスや不正アクセスの届出が減少したのとは対照的に、ワンクリック不正請求に関する相談件数が316件と、過去最悪を記録した。2006年後半にいったん減少したが、2007年に入って再び増加し続けている。

ipa_march.jpg IPAに寄せられたワンクリック不正請求に関する相談件数の推移(IPAの資料より)

 ワンクリック不正請求(ワンクリック詐欺)とは、Webサイト上のURLや画像をクリックしただけで、「ご利用ありがとうございます」「入会登録が完了しました」といったメッセージを表示し、金銭の支払いを強要する手口だ。「ワンクリウェア」と呼ばれるスパイウェアをダウンロードさせ、請求画面を繰り返し表示させる手口も報告されている。

 当初、ワンクリック詐欺のほとんどはアダルトサイトに仕掛けられていた。しかし2006年後半から、芸能情報や投資関連など、一般的なWebサイトでの被害例が報告されている(関連記事)

 さらに3月にIPAに寄せられた相談の中には、大手ポータルサイトの検索結果をたどったところ、ワンクリック詐欺に遭遇したという事例があった。

 このケースでユーザーは、アダルトサイトでの詐欺が多いことを聞き、安全なサイトを探そうという目的で、大手ポータルサイトで「エロサイト」「だまされない」と入力。ヒットしたサイトにアクセスして動画ファイルへのリンクをクリックし、確認画面をよく確認しないまま「OK」をクリックしたところ、不正請求詐欺に引っかかったという。

 ワンクリック詐欺や不正請求を仕掛ける側は、ユーザーが使いそうなキーワードで上位に表示されるようにサイトを構築していると推測される。IPAではこの事例を例に取り、「検索でヒットしたサイトは安全なものばかりではないことを十分認識」するよう呼び掛けている(関連記事)

 IPAはワンクリック詐欺の被害を避ける方法として、Web閲覧中にWindows OSが表示する警告画面に注意を払い、怪しいと感じたときにはそれ以上先に進まないよう呼び掛けている。

 例えば、リンク先が写真や動画であれば、それに対応したアプリケーションが起動するはずだ。しかしワンクリックウェアのような悪意あるプログラムの場合、OSが警告画面を表示する。ここで、ファイルの名前や種類、発信元といった情報を確認し、自分が要求したものと異なるときは「キャンセル」をクリックすることが推奨される。

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