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米大学の銃乱射事件、学長がポッドキャストでコメント

» 2007年04月17日 09時33分 公開
[ITmedia]

 33人の死者を出した米バージニア州立工科大学の銃乱射事件について、同校はWebサイトで状況を報告するとともに、学長のコメントをポッドキャストで公開している。

 事件は4月16日朝、バージニア州ブラッスバーグのキャンパスで起きた。学内の2カ所で男性が銃を乱射し、この男性も含め33人が死亡、15人が病院で治療を受けている。

 容疑者の氏名などはまだ公表されておらず、同校は17日(米国時間)も閉鎖され、授業は休講となる。

 同校はWebサイトにこの事件に関するページを設け、集会やカウンセリング、シャトルサービスに関する告知や警察の連絡先を掲載し、また学生らに早急に家族に連絡して無事を知らせるよう促している。

 同校のチャールズ・ステーガー学長はポッドキャストで声明を発表。同氏はその中で、同校はショックを受け、恐怖に見舞われたと語り、遺憾の意を表明。午後4時30分の最新のポッドキャストでは、ブッシュ大統領と話をしたことや、容疑者の身元がまだ特定されていないことを報告した。

 また同校の大学新聞Collegiate Timesは、事件に関するブログエントリを立ち上げ、学生のコメントや現場の写真、地図を掲載している。

 ある学生は同紙に次のように当日の状況を語っている。「いつものようにフランス語の授業に出席していました。授業中にサイレンを聞いたけれど、この前爆弾を仕掛けたという脅迫があったし、それほど心配はしませんでした。警察がどんどんやって来て、それから2人の女性が教室に来て、Norris Hallに銃撃犯がいると言いました。ぼくらは教室にバリケードを作って、ニュースを見ていました。被害者の数が2人から7人、22人へと増えていくのを座って見ていました。窓の外を見ると、生徒が両手を挙げて走っていくのが見え、銃声が聞こえました」

Collegiate Times

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